曲目
1.モリタート
2.男はいつも悲しい兵隊
3.ヒモ稼業
4.サムライ
5.海賊の花嫁ジェニーの唄
6.君をのせて
7.まほろばソング
8.勝手にしやがれ
9.約束の地
10.大いなる眠り・都市(まち)よ−K・Sへ
11.マック・ザ・ナイフ〜人間の努力の空しさよ〜
12.ベルリンの月
13.ロゥリング・シティ
14.天国への囁き
15.時の過ぎゆくままに
16.亡命者〜私達のいるだろうベッド〜
17.背中まで45分
18.モリタート
曲情報(CD)
作・演出:加藤 直
音楽:coba(小林靖宏)
Accordion:小林靖宏
Woodwinds:十亀正司
Woodwinds:埜口浩之
Violin:白浜桜子
Bass:斉藤輝彦
Percussion:安藤芳広
会場:パナソニックグローブ座(3月3日から16日)
:全国ホテルツアー全15個所26公演
4月 9日(日) 日本平ホテル
5月 8日(月) 旭川パレスホテル
5月11日(木) 札幌パークホテル
5月15日(月) 盛岡グランドホテル
5月16日(火) 盛岡グランドホテル
5月23日(火) 沖縄グランドホテル
5月24日(水) 沖縄グランドホテル
6月30日(金) 姫路キャッスルホテル
7月 1日(土) 姫路キャッスルホテル
7月 8日(土) ホテルニューオータニ鳥取
7月 9日(日) ホテルニューオータニ鳥取
7月12日(水) 大阪ロイヤルホテル
7月13日(木) 大阪ロイヤルホテル
7月14日(金) 松山全日空ホテル
7月22日(土) 新潟グランドホテル
7月23日(日) 新潟グランドホテル
7月25日(火) 宝ガ池プリンスホテル
7月26日(水) 宝ガ池プリンスホテル
7月28日(金) 厚木パークホテル
7月30日(土) 厚木パークホテル
7月31日(日) 北九州プリンスホテル
8月 1日(火) 北九州プリンスホテル
8月 6日(日) 名古屋観光ホテル
8月 7日(月) 名古屋観光ホテル
8月12日(土) ホテルニューオータニ
8月13日(日) ホテルニューオータニ
Kurt Weill (1900-1950)
ドイツ生まれの作曲家。
ベルリンで音楽を学び、1928年にブレヒトと組んで「三文オペラ」を発表、一躍有名となった。
ユダヤ人だったワイルは、経済恐慌やナチス政権によ弾圧を受けから1933年パリに亡命。
1935年にアメリカに渡りオペレッタ、オペラ、ミュージカル、ハリウッド映画などを手がけた。
ACTシリーズでは、毎回1人の人物を取り上げて、その人物の世界を演じる。
初回は、ドイツの作曲家「クルト・ワイル」の世界。
恥ずかしながら、オペラの知識は0に近い私だが、「三文オペラ」くらいなら聞いた事がある。
使われた曲も、ほとんどこの「三文オペラ」からのものだ。
ベルリンを舞台に、「泥棒マック」や「娼婦ジェニー」に扮したジュリーの歌が素晴らしだった。
バイオリンやアコーディオンのクラシカルな演奏の中で、ジュリーの歌声だけが気持ち良い程響き渡る。
クルトワイルの曲の間に歌われるオリジナル曲。これも新鮮な感動だった。歌詞をじっくり味わえる。情景が浮かんでくる。
「素敵な声だなぁ…」と改めて思う。
オペラといえば、ソプラノやテノールのあの特有な発声のイメージしかなくて、私には合わないと思っていたが、
これをジュリーの声で聴くと不思議とすーっと心に入ってくる。
ジュリーを通じて、また1つ新しい分野の音楽を知った。
思えばローリング・ストーンズやビートルズ、お芝居や漫才に至るまで、思えばすべてジュリーが教えてくれたんだ!
ACTシリーズ第1作目という事で、やる側も観る側もちょっと戸惑いがあったようだ。
「クルト・ワイル」の世界を見るというよりは、「新しい分野のジュリー」を見たというのが実感。
MCやパフォーマンスもたくさんあって、コンサートとはまた違った「プロ意識」をこのシリーズで垣間見た気がしました。
なお、MCで「ホテルに大きなセットを持ち込んでの上演は大変なので、今回限り」と…涙
札幌パークホテルにて(レポ:ともさん)
コンサート以外のジュリーを観たのは「クルトワイル」が初めてだった。
まだファンクラブにも入会する前だったので、詳しい情報もなく、コンサートだと思って出かけたら、パイプ椅子が並ぶホテルの会場。
まず、一つ目の戸惑いだった。
小さなステージに普段とは全く違うセット。
いったい何が始まるのだろう。ミニライブ?ディナーショー?
頭の中が???の中、ジュリーが客席の通路を通って登場。
コンサートではあり得ない登場の仕方。二つ目の戸惑い。
始まるや否や、赤ちゃんの鳴き声。
せりふを喋りだした途端だったので、途中で止めようかどうしようか考えているのがわかった。
集中できなかったんだろうな〜、かわいそうだったジュリー。
でも、そのお母さんもかわいそう・・・会場からいったん出ざるを得なかった。三つ目の戸惑い。
と、戸惑いながら見入っているうちに、すぐにジュリーマジックに引き込まれていった。
すぐにその世界に入り込めるのが私の特技(?)
あの頃は、ジュリーが取り上げた題材は、テレビでも話題になったりしていた。それだけ影響力があったのかな?
今はそこまでの影響力はないのかもしれないけれど、ジュリーがジュリーらしくいてくれたら私はそれでいい。
人の評価など気にしないジュリーがいい。
それは人の意見を聞かない、ということにつながるのかもしれないけれど、頭の良いジュリーのことだもの、きっと緻密に何かを考えている。
5年後・10年後、どんなジュリーが見られるのか・・・楽しみ☆