曲目
第一部
1.8
1/2
(OTTO E MEZZO)
2.時は過ぎてゆく (IL TEMPO PASSA)
3.CHI SEI (君は誰?)
4.a:機械人形(IL CANTO DELLA BURANELLA)
b:カサノヴァ (CASANOVA)
5.天使の噂 (LO SCECCO BIANCO 白い酋長)
6.忘れ難き魅惑 (AMARCORD)
第二部
7.勝手にしやがれ
8.ダーリング
9.ヴォラーレ (VOLARE)
10.道化師の涙
11.バイ・バイ・ララバイ (PLEIN SOLEIL 太陽がいっぱい)
12.カビリア−夜よ (LLA RI LLIRA ラ・リ・リラ)
13.踊ろメランコリックな怪物と
(LA RUMBA DI SARAGHINA)
第三部
14.ジェルソミーナ (GELSOMINA)
15.SARA−愛のまいご−
16.夢の始まり(LA CAMPAGNOLA)
17.追憶
18.8
1/2
(OTTO E MEZZO)
フィナーレ
19.時の過ぎゆくままに
曲情報(CD)
作・演出:加藤 直
音楽:coba(小林靖宏)
Accordion::小林靖宏
Bass&Mandolin:渡辺等
Guitar:伊丹雅博
Woodwinds&Trumpet:十亀正司
Drums:ひらがくらよしえ
共演者:石富由美子、北村魚、深沢敦ほか
会場:パナソニックグローブ座(3月3日〜14日まで
新神戸オリエンタル劇場(3月17日から24日まで)
NINO ROTA
1911年〜1979年
イタリア生まれの作曲家(父は作曲家でありピアニストのジョヴァンニ・リナルディ)
8歳から英才教育をうけ、11歳ですでにオペラを作曲していたという天才児。
1931年に渡米し指揮法を学び、帰国後、映画に携わる。
特にフェデリコ・フェリーニ監督とのコンビは注目を集めた。
代表作:未知・戦争と平和・甘い生活・太陽がいっぱい・ロミオとジュリエット・ゴッドファーザーほか
このACTはフェリーニのフィルムの持つ空間性とニーノ・ロータの音楽のドラマ性を演じている
2005年12月DVD化(1991年3月9日収録)
舞台はサーカス小屋。共演者も大勢で、前2作とはまったく別物で、完成度の高い作品でした。
歌われる曲もクラシカルなものからコミカルなものまで多種多様で、ニーノ・ロータの才能の高さを感じました。
その中にあって、最も感動したのがジュリー作曲のオリジナル曲「CHI SEI」。
イタリア語で歌うこの曲が、こんなに素晴らしい歌だったとは・・・まさに目からウロコでした。
ほかにも「道化師の涙」は作詞作曲、「ヴォラーレ」の訳詩もジュリーだったんですね!
天才作曲家の曲と並べても、少しも引けをとらない曲や詩に、改めてジュリーの凄さを知った気がしました。
道化師や月とのやり取り、大阪弁のフロント…時々笑いをとる仕草や台詞も流石でした。
アンコールの最後に、アカペラで「♪君をみつけたのは〜♪ これ新曲!」とにやり。
あの瞬間に「spleen〜六月の風にゆれて」が私の大好きな曲になりました。
共演者は全員女性だと思っていたら、あの「大きな女性」、あれ男性だったんですね!
「深沢 敦」さん…DORAにも出てましたね?この方も多彩な才能をお持ちのようです。
今回限りでしたが、大勢の共演者に囲まれて、ジュリー自身も楽しめたACTだったのではないでしょうか。