作:市川森一
演出:加藤直
音楽:久石護
美術:妹尾河童
衣装:岸井克己
共演者:役所広司 天宮良 桑名正博 上條恒彦
笹野高史 戸田惠子 ほか
織田信長の次男「織田信雄」役で主演
会場:銀座セゾン劇場
1987年10月3日(土)〜10月29日(木)34公演
市川森一さん脚本による戦国時代のお芝居で、ジュリーは織田信長の次男、織田信雄役(ノブカツと読みます)。!
(あらすじ)
宣教師セバスチャン(役所広司)は未来にタイム・スリップするという瞑想の秘技(霊操)を使って日本の安土城にやって来る。
その安土城は信長の次男で、悪魔の化身となった信雄(ジュリー)が支配する魔王の国であった…。
音楽表:
第一幕
風のマーチェ 阿呆船 絶望のアリア 霊操のうた 天狗ロック 傀儡のうた セミナリオの日課
千年王国安土 信長公礼賛のうた 若舞 宗論 聖詩劇「復活」 悪魔の饗宴・邪星天輝
第ニ幕
カリダーテ・それは愛 聖霊降臨祭 出陣のうた ローマわが愛 愛・禁じられても 堕天使 無情のうた
凱旋のうた 盲天狗 愛・あなただけを 天狗の夢 いつも君のかたわらに 天狗ロック
史実ではあまりデキがいい人ではなかったようですが、このお芝居の設定は、安土城を支配する魔物の化身。
後のトーク番組で、ジュリー自身がコメントをしていました。
「演出が加藤さんだし、これはおばけの役だから何をやってもいいんだ…」と思ったそうで、周りの役者さんから、「真面目にお芝居しましょうよ」と言われたそうだ。
女装の際、眉毛を剃ったそうで、普段は書いていたけれどもとっても恥かしかった…と。
女装に悪魔・・・ジュリーならではの麗しい魔王…思わず魔界転生を連想してしまいました。