作・演出:加藤直
作曲・音楽監督:竹光
共演:汀夏子 秋吉満ちる 斉藤晴彦 松浦佐知子
佐戸井けん太 ほか
ドン・ジョヴァンニ役で主演
会場:銀座セゾン劇場
1988年12月3日(土)〜12月26日(月)
料金:S席7000円 A席5000円
モーツァルトの三大歌劇のひとつ「ドン・ジョヴァンニ」とモリエールの「ドン・ジュアン」が土台になった加藤直さんの作品で、銀座セゾン劇場で上演された。
(あらすじ)
希代の女たらし・ドン・ジョヴァンニは召し使いのレポレロ(斉藤)を従えて、女漁りの旅を続けている。
3日間だけの結婚で捨てられたドンナ・エルヴィラ(汀)に追われながら、
退役した空軍大佐の娘ドンナ・アンナ(秋吉)に手を出し、怒った大佐と争ううちにピストルが暴走、彼を死なしてしまう。
不道徳なジョヴァンニの行状はそれでも収まらずに今度は村娘のツェルリーナ(松浦)をものにしようと作戦を企てる。
加藤直さんとの舞台は「ANZUCHI」に次ぐ2作目です。
ドン・ジョヴァンニといえば、モーツァルトの歌劇で有名ですが、この男、ひたすら女を追いかけ快楽だけに生きている男で、権力をかさに従者をこき使い、口先で女を騙し、強姦もすれば殺人も犯す、極悪非道の色事師という人物なんです。
でも、ジュリーはこの役がお気に入りだったそうで、長セリフもすんなり入ってきたとか。
こました女性の数は2000人を超えてるっていうんですから、よっぽど危険な魅力を持った男だったのでしょうね!
実際には観ていないので、どんなに魅力的だったかを語れないのがくやしいですが、TVの稽古風景やパンフレット、写真などを拝見する限りでは、やはりジュリーが適役かと思いました。ジュリーと斉藤晴彦さんのコンビ、観てみたかった…。