原作:ボーマルシェ
演出・美術:串田和美
台本:山元清多
音楽:モーツァルト
音楽監督:朝比奈尚行
衣裳:堀切ミロ
照明:ブリュノ・グベール
音響:山岸和郎
舞台監督:二瓶剛雄
技術監督:眞野純
共演者:吉田日出子 小日向文世 渡辺えり子
中川謙太郎 稲葉良子 大森博
内田紳一郎 ほか
フィガロ役で主演
会場:Bunkamura シアターコクーン
1995年10月24日(火)〜11月14日(火)26公演
料金:S席7000円 A席6000円
コクーンシート4000円
1993年10月に上演された「三文オペラ」に続く阿呆劇第2弾。
串田和美演出の「フィガロの結婚」はフランスの劇作家ボーマルシェによる戯曲版です。
(あらすじ)
アルマヴィーヴァ伯爵家に仕えるフィガロは、伯爵夫人の侍女スザンナと結婚式を今日の夜に控えていた。
ところが、スザンナに気のある伯爵が一度廃止した初夜権(領主が花婿より先に花嫁と一夜を共にする権利)を復活させようとしているらしい。
フィガロは伯爵の悪事を阻止して、スザンナを守ろうとする。
しかし、二人の結婚を喜んでいないのは伯爵だけではなかった。
フィガロに貸した金をたてに結婚を迫る年増女のマルツェリーナ、フィガロの策略で姪のロジーナを伯爵に奪われた医師バルトロ。しかしこの二人、実はフィガロの両親であったと知り難を逃れる。
そして、フィガロと召使いたちは機知を働かせて領主「アルマヴィーヴァ」をやりこめる。
ともさん感想:
ともとは、フランスの劇作家ポールマルシェの喜劇で1784年に初演されて話題を呼びました。
その2年後にモーツァルトがオペラ化したものです。
200年以上経った今でも、人気は衰えず、何度も上演されている作品です。
「フィガロの結婚」はあまりにも有名な戯曲ですが、実際、ジュリーがフィガロを演じるとわかってから興味が湧いた次第です。^^;
現代と中世とのシーンをうまく絡み合わせて、おもしろい構成だと思いました。
なんと言っても、ジュリーの歌です!!
ナマで観たわけではありませんが、当時の新聞の記事で、「ひとたびジュリーが歌い出せば、会場の空気が一変する」と書かれていたのを覚えています。
まさにそのとおり!!
テレビで観ていても、それを感じました。
きっと、会場のお客様は鳥肌ものでしょう!
それにあの衣装はジュリーにピッタリ!!お似合いですね〜〜〜☆
つくづくナマで観たかった作品です。
もうひとつ印象に残ったのが、小日向文世さん。
なんとも飄々とした演技が印象的でした。
その後、テレビなどで頻繁に小日向さんが出演されていて、なんだか嬉しかったです。
吉田日出子さんは勿論素晴らしかったですね。
余裕の演技、という感じで、ジュリーを引っ張ってくれているように感じました。
さすがです。
そして、さすがと言えば、渡辺えり子さん!
大のジュリーファンというのは有名ですが、あのステージで全裸の演技にはビックリでした〜!!女優さんですね〜!
素晴らしい共演者に囲まれてジュリーも頑張れたんでしょうね〜。
目の充血が気になりました・・・
もひとつ!
ギターをかかえて新曲のさわりを歌い始めたジュリー!
♪ライトもつけんと〜なにしてたん 「あんじょうやりや」もっと聴きたかった〜!
『フィガロが一瞬ジュリーの顔に戻った瞬間でした☆』