脚本・演出:宮永雄平
共演者:藤山直美 小島秀哉 小島慶四郎
土田早苗 曽我廼屋文童 入江若菜
大津嶺子 他
会場:
4月:新橋演舞場公演
2007年4月3日(火)〜4月27日(金)
料金:一等席12600円 二等席8400円
三階A席4200円・B席2520円 桟敷席14700円
5月:博多座公演
2007年5月3日(木)〜5月27日(日)
料金:A席14000円 特B席11000円
B席8000円 C席4000円
6月:大阪松竹座公演
2007年6月1日(金)〜6月25日(月)
料金:一等席12600円 二等席7350円
三等席4200円
平成14年5月に大阪「松竹座」にて上演された珠玉の名作が装いも新たに再上演
今回は東京、博多、大阪の3ケ所という長丁場となりました。
(あらすじ)
大正初期の大阪。若い桂春団治は、古いままの落語に我慢できず、その型を打破し新しい芸を生み出そうと、無茶苦茶な暴れん坊振りで高座はやんやの拍手。庶民の人気はうなぎ昇りだった。
しかし、落語通からは批判を受けるし、古参の師匠達からは妬みを買い目の敵にされる始末。
それでも持って生まれた強い星回りと、女房おたまの陰の苦労に支えられ、勢いに乗る春団治。
酒、女・・・派手な遊びは醜聞を起こし、絶えることがなかった。
そんなある日、京都の旅館「高村」の娘、おとき(藤山直美)が春団治を訪ねて来た。
春団治に妻がいることなど露知らず「嫁はんにしてやる」という言葉を純粋に信じて家を出て来たのだ。
しかも、おときは春団治の子供を身籠っていた。それを知ったおたまは自分が身を引くことにする。
晴れて春団治の妻となったおときだが、子供ができても春団治の女遊びは一向に治まらず、おときもまた家を出る事に。
家を出た後もおときは、春団治の芸を愛し、陰でしっかり支えていく。
5年ぶりの再演。今回は3か所3か月公演という事で、たくさんのお客様に「ジュリー春団治」を認めていただいたんじゃないかと思います。
役者ぶりもますます充実して、余裕さえ感じ取れました。
直美さんとはヴァスコ・ダ・ガマから早くも4作目。息もピッタリで、まさしくゴールデンコンビだと思います。
今回の春団治は泣けました。たくさん笑って、要所要所で泣けて、感動して・・・すばらしいお芝居でした。
私は千秋楽、ジュリーのお誕生日に拝見したんですが、客席のほとんどがジュリー目当てだったんじゃないかと思います。
他の役者さんには申し訳なかったのですが、もう、ジュリーしか見えませんでした。
長丁場にもかかわらず、ジュリーも直美さんも元気いっぱい満面の笑みでした!やり遂げたという満足感でいっぱいだったでしょう。
アンコールのMCも、ライブのように「これもひとえに私の・・・(^^)」
出たぞ〜と思いつつ、やっぱりジュリーの頑張りに敬意と感謝を込めて大きな拍手を送りました。