監督:山本邦彦
脚本:田辺靖男
音楽:すぎやまこういち、宮川泰
撮影:村井博
美術:樋口幸男
編集:諏訪三千男
録音:神蔵昇
照明:比留川大助
スクリプター:池上恭介
共演者:ザ・タイガース・久美かおり・小山ルミ
西村晃・春川ますみ・牟田悌三ほか
1968年12月19日公開(東宝)
挿入歌
1.シー・シー・シー
2.君だけに愛を
3.光ある世界
4.リラの祭り
5.ジンジン・バンバン
6.廃墟の鳩
7.青い鳥
8.シーサイド・バウンド
9.真赤なジャケット
2007年10月26日DVD化
(
あらすじ)
アマチュアバンドの5人の高校生は、東京のステージで演奏することを夢見ていた。
演奏に熱中で学校もさぼりがち。親は長髪が悪いと5人の髪を切ろうとする。
5人は貨物列車に逃げ込むが、外から鍵をかけられ列車が動き出してしまう。
5人はこれを逆に利用して東京に出るが、所持金わずかで空腹に耐えていた。
東京のディスコのバンドになんとか採用が決まりかけた時、彼らを探しに来た担任の薮井に見つかってしまい、また逃げ出す。
空腹に耐えきれず、偶然入ったレストランで無銭飲食をしてしまう5人。
そんな5人を助けてくれたのは画学生のマリ。
そして、マリと同居している瀬戸口久美子は、5人が無銭飲食をしたレストランで働くウエイトレスだった。
久美子は、5人にバンドボーイの仕事を紹介する。
久美子とマリに演奏を聴かせようと、楽器と電源を無断で借りて演奏を披露するが、脱走犯と間違えられて監獄入りとなる。
ようやく釈放された5人のために、こっそり様子を偵察に来ていた健二の実家のお手伝
い「はな」が全財産をはたいて楽器とマンションを用意してくれた。
久美子は芸能事務所に5人を売り込んむが、肝心の5人の居場所が分からなかった。
健二は久美子を訪ねるが入れ違いで会えない。
久美子は、5人を見かけて後を追おうとして、車に撥ねられ入院してしまう。
5人はある芸能事務所へ売り込みに行くが、なんとそこは久美子が売り込みに行った事務所だった。
5人はデビューが決まり久美子に再会するが、久美子は今すぐに手術をしなければ一生歩けない身体になると知る。
5人は苦悩の末、楽器を売り払って久美子の手術費用を工面する。
楽器のない5人はデビュー出来ず、そのステージを見に来た親たちにはいつものサボり癖だろうと激怒され、実家に連れ戻させることになる。
薮井はマリから真相を聞かされ、5人のために動き出す。
お見舞いにきた5人に久美子はステージで演奏した歌を聴かせてとお願いする。
5人は、久美子を車椅子で病院の庭へ連れ出し、ガラクタを楽器に見立てたコンサートを始める。
そこに薮井たちが芸能事務所社長を連れ、売り払った楽器を取り戻してやってきた。
5人は本物の楽器で演奏し、念願のデビューとなる。
たかさん感想
ステージで演奏、歌う事を夢見て東京へ出てきた高校生5人(タイガース)。
現実は中々上手くはいかず、色々な事が5人に降りかかってくる.....。
最初の「シー・シー・シー」から始まり最後まで歌と踊りが満載!
手違いで入れられた少年鑑別所では囚人服を着てとてもぎこちなく踊る5人がなんとも可笑しい〜^^
ジュリーの頬に口紅で「Ju」と書くシーンも当時はドキドキしてみたものです。
そしてやはり一番心に残るシーンといえば病院の花畑で「青い鳥」を歌うシーンでしょうか〜
歌いながらサリーと見つめ合うシーンは何度観ても素敵!
二人ともとっても優しい笑顔です^^
「世界はボクらを待っている」から比べるとみんな演技も少し上達してるしストーリーも現実的でしたね。
そして...「ハーイ!ロンドン」に続きます〜。