TBSサンデービッグプレゼント
原作:上村一夫
脚本:山田太一
演出:竜至政美
共演者:梶芽衣子 萩原健一 初井言榮
研ナオコ ほか
イラストレーター・江夏次郎役で主演
初の主演ドラマ
1973年2月18日放映
(あらすじ)
今日子(梶芽衣子)は、いきつけの喫茶店でいつも会う青年・次郎(ジュリー)に興味を持ち、1度話してみたいと思っていた。
ある雨の夜、雨宿りの場所で次郎と偶然会い、初めて言葉を交わし、意気投合しする。
自然に次郎の部屋までついて行くが、悪ぶって襲いかかる次郎に泣き出し、気まずく部屋を後にする。
2度目の出会いは地下鉄の駅。「Hi」と声を掛け合い、今日子はそのまま仕事場へ向かう次郎について行く。
次郎は徹夜でイラストを書き、今日子も朝まで付き合う事に。
前回のわたかまりもすっかり解けて、二人は結ばれる。
今日子の部屋に訪れた時、口うるさい大家さんに見つかり、今日子は部屋を引き払って次郎と一緒に住む事になる。
「同棲」という不安定な生活の中で今日子の心は揺れ動く。
そんな中で、ある日今日子は自分の「妊娠」を知る。
ともさん感想:
同棲時代というと、つい由美かおるさんの美しい裸体を思い浮かべてしまいますが、ジュリーはいったいどんな演技をしてくれるのかしら?
当時は、最後まで見た記憶がない。
たどたどしいジュリーのセリフが可愛くもあるけれど、なんだか見ているこちらのほうが気恥ずかしくなってくる。^^;
今となっては、親の立場で見てしまい、え?どうなの?そういうことでいいわけ?などと突っ込みを入れたくなってしまう始末。
「悪魔のようなあいつ」のように、あそこまで現実離れしたドラマだと逆に思い切りジュリーの魅力に没頭できるのだけれど・・・
妙にリアルなストーリーが親の気持ちにさせてしまうのかな。
それともエロいジュリーが少ないから不満とか?(笑)
一番好きなシーンは、ビルの上に立っている二人の絵の部分。
離れたビルに立ち、お互いを見つめているところ・・・このドラマで一番ロマンを感じたシーンです。
くみこ感想:
この頃、「同棲時代」は1つのブームみたいな所がありましたね!
バックに流れる曲が「神田川」じゃなく、吉田拓郎だったのが私は気に入りました。
お金よりも夢を追う青年と現実をしっかり見据える今日子の微妙なバランスにリアリティを感じました。
部屋は汚いし、稼ぎも少ない青年なんですが、ジュリーが演じると高級感と清潔感がにじみ出ちゃいますね。
膝枕や自転車の二人乗り…憧れたなぁ、当時は。
ラジオの番組で「あなたって照れ屋さんね」と梶芽衣子さんに言われたとかってくくくっと笑っていたジュリーを思い出してしまいました。