大先輩「内田裕也」さんとの夢のジョイントコンサート。
ジュリー60歳、裕也さん69歳(ロック)さらに演出が加瀬邦彦さん67歳。
まさに「元少年だったオヤジたち」の夢のロッケンロールコンサート。客席の元少年少女も大はしゃぎのコンサートでした。
曲目
1.トラブル 裕也&ジュリー(エルビス・プレスリー)
2.I'm Down 裕也&ジュリー(ビートルズ)
3.Twist And Shout 裕也&ジュリー(トップ・ノーツ)
(MC)ジュリーのごあいさつ
「こんばんは~、ようこそ決めてやる今夜にお越しくださいました。本当にありがとうございます。内田裕也と沢田研二がこうして同じステージに立つ、これは奇跡だと思います。
この奇跡の証人に成って頂いて本当にありがとうございます。
最後まで一緒に楽しんでください。ありがとう、サンキュー、ありがとう」
4.Time is on my side ジュリー(ローリング・ストーンズ)
5.Day Tripper ジュリー(ビートルズ)
6.傷だらけのアイドル ジュリー(ポール・ジョーンズ)
7.朝日のあたる家 裕也(アニマルズ)
8.コミック雑誌なんていらない 裕也(内田裕也オリジナル曲)
(MC)裕也さんのごあいさつ
アカデミー賞を取った滝田洋二郎監督やもっくんのお話をちょこっと。
自分も初心にかえって頑張りたい。と抱負を述べた後
「今後の沢田研二の活躍を皆さんよろしく!」
9.BE-BOP-A-LULA 裕也(ジェーン・ビンセント)アコーステックギターバージョン
10.おまえがパラダイス ジュリー(アコーステックギターバージョン)
11.HEARTBREAK HOTEL 裕也(エルビス・プレスリー)
12.俺は最低な男さ 裕也&ジュリー(内田裕也オリジナル)
13.You are so beautifulジュリー(ジョー・コッカー)
14.Rolling On The Roard裕也&ジュリー(内田裕也)ジュリーはコーラス
MC(裕也さん)
「東京と神戸たった2回のコンサートでしたが、俺の希望はあと2・3回はやりてぇなと思っています。」
その後、ジュリーとの出会いとレストラン「キャンティ」へ初めて食事に連れて行った時の話をしてくれました。
他のメンバーはステーキだったのに、ジュリーは1番安いバジリコのスパゲティを注文したとか。「そこで人間の本性を見つけた気がする。」
それから四十数年、いろいろ頑張ってきて、こうして同じステージに立てた事が本当に本当に嬉しいです!!」
15.CANDY ジュリー
16.whisper ジュリー
17.The Long Goodbye (長いお別れ)裕也
18.さらば愛しき女よ 裕也
19.JHONNY B. GOOD 裕也(チャック・ベリー)
20.湯屋ちゃん ジュリー
21.きめてやる今夜 裕也&ジュリー
(MC)ジュリー
「決めてやる今夜、楽しんでいただけましたでしょうか。
お互いの物語がいろいろあって、そしてこの2009年、私は還暦、内田裕也は69歳。
ロックなおやじです。
片や根っからのロックンローラー、ヒット曲は皆無。
片や根っからの唯の小僧、しかしヒット曲は多数。
こんな二人が脅し合った訳でもなく、媚び合った訳でもなく、なにか大きな力で導かれ今日、このステージに立っています。
これは奇跡としか言いようがありません。
そして、その奇跡を作ってくれたのはあなたです。(裕也さんに)
あなたがいなかったら、今の私はありません。
心から感謝申し上げます。
そして今日この奇跡に付き合ってくれた皆さん、ありがとう・・・・」
アンコール
22.LUCILE 裕也&ジュリー(リトル・リチャード)
23.SATISFACTION 裕也&ジュリー(ローリング・ストーンズ)
24.BROWN SUGER 裕也&ジュリー(ローリング・ストーンズ)
25.LOVE 裕也&ジュリー(ジョン・レノン)
演奏
ギター:柴山和彦
ギター:下山淳
ギター:三原康可
ベースギター:田中洋一
キーボード:大山泰輝
ドラム:GRACE
ホーンセクション:トランペット(宮野)トロンボーン(宮崎)
バリトンサックス(矢島)アルトサックス(関根)
ダンサー:KASEキューティガールズ
コンサート日程
(料金7000円)(開場18:00 開演18:30)
2009年2月25日(水)渋谷C.C.Lemonホール
2009年2月27日(金)神戸国際会館こくさいホール
会場が暗転すると格調高いBGMが流れ(よく結婚式で流れるやつ…なんて曲だっけ?
チャーンチャーンカチャカチャカチャンチャカチャンチャチャーン♪あっ、結婚行進曲だ!)
えーっ、何が始まるの?
そして、ステージ向って右からジュリーが、左から裕也さんが颯爽と登場。
ユーヤさん、カッコ良い!(ジュリーは見慣れてるから省略)
ジュリーのシャツは目茶目茶派手な赤のプリント柄、ネクタイは同じ黒でも棒タイの方がスッキリ見えるのになぁ…などと、チラッと思っちゃいましたが。
ステージにはいつもの鉄人バンドに加えてギターやホーンセクションやダンサーまでいました!
ステージが狭く感じられる程豪華でした。
「トラブル」いきなりこの曲から始まります。
二人の掛け合いが実に楽しい!
Y「会ってから四十数年、こうして神戸で同じステージに立てるとは夢にも思わなかった」
J「ユーヤさん、何言ってるんですか」
Y「今日はちょっと様子が違うじゃねえか」
J「まさか、今日も希林さんは来てねえでしょうね?」
Y「話を変えます。それにしても沢田研二が東京ドームで80曲歌ったのは、すげーよ~!」
J「京セラドームでも歌った、東京ドームでも歌って・・・はっ、軽いもんですよ」
3曲目の「Twist And Shout」
シャケナベービィ♪、この曲、ビートルズがカバーして有名になった曲だね。
この曲を聴きながら、「タイガースメモリアルグラブバンド」のステージを思い出してしまった。
あそこに裕也さん はいなかったけど、デイヴさんもヒロミツさんも居たっけな。
ジュリーはあの頃より迫力増幅してました。
ご挨拶の後、「Time is on my side」「Day Tripper」「傷だらけのアイドル」とジュリーの歌。どれも大好きな曲で「うー、シアワセ」。
お次は裕也さん「朝日のあたる家」さすが~の迫力!動き回る裕也さんしか記憶になかったので、逆に新鮮でカッコ良かった。
ちょっとかすれた声も渋みが増して魅力的でした。
続いて「コミック雑誌なんていらない」裕也さんらしい曲。手拍子がとっても似合う曲だね!
曲の終りのアクション(あれなんていうのかなぁ、裕也さんの動きに合わせてギターがブレスするやつ)
それを40年前にジュリーに特訓したそうで、「成果を見せて頂きましょう」と。
ジュリーもカッコよくやるんだけど、ギターの終わり方がビシッと決まんなかった(これも演出?)。
裕也さんに「まだまだ修行が足りない」などと言われてしまいました。みんな大ウケ
「BE-BOP-A-LULA」「おまえがパラダイス」はそれぞれアコギバージョンで歌いました。(これは加瀬さんがどうしてもやってほしかったようです)
12曲目の「俺は最低な男さ」裕也さんのオリジナル曲のようですが、大人のブルースって言う感じで妙に心に沁みました。
寒い夜、鄙びたバーのカウンターで、コートも脱がずに、ちょっと背中を丸めてグラスを持つ男の姿が浮かびました。サックスが効いてました!
13曲目の「You are so beautifu」もちろん我がジュリー。
うーっ、涙が溢れそうになりました。ピアノが良かった~。
こんなに切ない曲でしたっけ?
18曲目の後ここで、ギターが一人づつアクション!(ギターバトル?)
三原さん、下山さん、柴山さんと続きます。
(柴山さんのギターが止まりません!もうすっかり自己陶酔。延々と演奏を止めないもんだから、ジュリーが近くに寄って肩を叩きます。「まぁまぁ。わかったら、もういいでしょ?」みたいな優しいお顔でした。)
そして「JHONNY B. GOOD」(途中「ルート66」入るアレンジ)
ギターと二人は杖をギターにして、1列に並んで右向左向。
楽しそう!楽しかった。
20曲目「湯屋ちゃん」、この歌絶対あると思ってました!
Y・U・Y・A裕也ちゃ♪
ジュリーの音頭で会場全体で大きな声で掛けあいました。
「YはYにあらずWHY、UはUにあらずYOU、Aはもちろん少年AのA。」
ジュリーの楽しい指導で「ユーヤ」「ユーヤサン」「ユーサマ」「起きて~」
「起きてんでしょ?」「寝たふりこいてんでしょ?」「ロックンロールばか」
これをジュリーの後に続きます。いやーめっちゃめちゃ楽しかった。
会場が1つになって、大声あげて!最高の盛り上がりでした。
(ジュリー面白過ぎ~…裕也さんはずーっと目を閉じたままでした(^^ゞ)
裕也さん「天下の沢田研二にこのような大それた歌を作っていただいてロックンローラー冥利に尽きます」
Y「ジュリー」、「ジュリー」「ジュリー」
裕也さんに音頭をとってもらって、私達も「ジュリー!!」(「ユーヤ」より声がオクターブ高かったですよ(^o^)
「ささやかなお返しです」と裕也さん。サンキュー
ひとしきり笑った後はテーマの「きめてやる今夜」
何度も映像で観ましたっけ。二人の目線に愛を感じてました。
でも今回は立ち位置が右と左にかなり離れているので目線を交わすことなく、
色んな昔を思い出しながら歌っているような、そんな歌い方だったような気がします。
終始うつむき加減で歌うジュリーの姿にジーンときてしまいました。
ジュリーの心のこもった挨拶、二人は中央で交差、握手して反対方向にステージを後にします。
アンコールの手拍子の中、まず加瀬さんが客席側から登場。
ホーンセッションを引き連れてマック・ザ・ナイフを演奏しながらステージに上がります。四十数年のロックンロール人生の中で1番楽しい仕事だったとご挨拶。
十年後、70代の3人でまたやりたいと力強く仰ってくれました。
アンコールは加瀬さんのギターも加わって「LUCILE」「SATISFACTION」「BROWN SUGER」カッコイイ!この60代の親父たちのカッコイイこと。
(加瀬さんが1番楽しそうだった)
ステージの一体感、客席の一体感。
この時間が永遠に続いてほしいと思いました。
ついに最後の曲「LOVE」が来てしまいました。
裕也さんのカッコよさ、ジュリーの気遣い、加瀬さんのセンス。
いろんなものを発見して有意義なコンサートでした。
くみこ感想
今年初めての生ジュリーでした。生裕也さんは生まれて初めてです。
去年の(もー去年の事なんだぁ)ドームで頂いたチラシを見て大興奮しましたっけ。
今回、東京(2月25日)神戸(2月27日)の2か所だけのライブ。
見たくてもチケット取れずに断念した方も大勢いらっしゃったでしょうね…。
私は日程を神戸に合わせて調整。
このクソ忙しい時期に…と、ヒンシュクを浴びながらの強行でしたが、いやー、やっぱり行って良かった。
大大大満足のコンサートでした。ドームで感動、今夜で感動。またひとつ元気と勇気を頂きました。
ジュリー、裕也さん、加瀬さん、奇跡をありがとう。
ちなみに東京では、裕也さんに呼ばれて奥様の「樹木希林」さんがステージに上がり、かの有名な「ジュリ~!」を本人の前で披露したそうです。